世界の北野ことビートたけしさんの新作映画がいよいよクランクアップが近いようなので、原作小説と噂(ほほ確定)とされる「首」をあらすじを解説していきます
原作小説「首」ってどんなお話?
著者の北野たけしさん初の歴史小説であり「戦国版アウトレイジ」と言わているほどバイオレンスな小説です。
羽柴秀吉と千利休に雇われ、謀反人と逃げ延びた敵を探す旅をしていた曾呂利新左衛門は、信長に反旗を翻し、有岡城から逃走する荒木村重を偶然捕らえた。この首の価値はいかに。曾呂利は、信長が狙う荒木村重の身柄を千利休に託すのだった。一方、丹波篠山の農民・茂助は、播磨へ向かう秀吉の軍勢を目撃し、戦で功を立てようと、雑兵に紛れ込むのだった。だが、思わぬ敵の襲撃が茂助の運命を狂わせていく──。信長、秀吉、光秀、家康を巻き込み、首を巡る戦国の饗宴が始まる。書き下ろし歴史長編。
引用:https://kadobun.jp/news/press-release/avinq2y3hawc.html

内容は戦国3英雄の、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が中心のお話なので歴史の知識はそれほど必要ありません
主な登場人物

織田 信長(おだ のぶなが)
本作では非常に気難しい性格で家臣をいたぶり喜んでいる描写が目立ちます。イケイケの組長に近いです 。
史実でも衆道(男性同士での恋愛関係)が有名ですが本小説ではとりわけピックアップされています。

豊臣 秀吉(とよとみ ひでよし) 本作では羽柴(はしば)
本作の的主人公立ち位置。性格は他の歴史小説と変わりませんが口調はたけしさんそのもの笑。
会話の合間に挟まれる「馬鹿野郎」のセリフだけで面白いです 。

映画では「たけしさん」に演じてほしいなあ…

徳川 家康 (とくがわ いえやす)
おそらく3人の中で一番影が薄く史実通り忠実に動いてます。

曽呂利新左エ門 (そろり しんざえもん)
本作の狂言回し位置人物で上方落語の始祖とされる人物です。
実在したとも空想上の人物とも言われてます。そのため本作では元甲賀忍者としての設定が追加されてます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%BD%E5%91%82%E5%88%A9%E6%96%B0%E5%B7%A6%E8%A1%9B%E9%96%80
出典:wikipediaより

時代は違えども同じ芸人としてシンパシーを感じたのかもしれませんね

デカブツとチビ
完全なオリジナルキャラです。甲賀ものであり、新左エ門と常に行動してます。2人とも情報漏洩を防ぐために舌を抜かれており話すことが出来ません。
体格はあだ名の通りで、デカブツは大柄力で敵を屠り、チビは小柄な体格を活かして敵を倒します。漫画的なキャラをしており、実写でどうキャスティングされるのか楽しみですね。

茂助
貧乏農民。
先祖代々から続く生活に嫌気がさし、雑兵として秀吉軍に加わるため家族を捨てて出奔する。
名誉欲にあふれていますがなかなか武功を挙げることが出来ず豊臣秀吉の対の存在として描かれています。

勝手なイメージで「ナインティナインの岡村さん」で読み進めていましたw

荒木村重
信長の家臣。
突如反旗を翻し、信長に滅ぼされた後、1人姿を消す。
信長とは衆道の関係であり、本作のキーパーソン。

その後ある武将との関係がわかって、思わずびっくりしました!
より本作を楽しむために
本作は学生の頃に習った知識でほとんど理解できます。しかし、いくつか知っておかないと物語に入り込めないところがあります。それは有岡城の戦いと京都お馬揃え、高松城水攻めの3つは知っておいた方がいいですね。
どんな出来事だったか知りたい方は以下のリンクに飛んでくださいね。

出典 戦国ヒストリーより

出典:日本.com様より引用 https://xn--u9j228h2jmngbv0k.com/2018/10/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BE%A1%E9%A6%AC%E6%8F%83%E3%81%88/

出典 岡山観光ネットより
https://okayama-kanko.net/sightseeing/special.php?f=info_special_10
こんな人におススメ
・映画「アウトレイジ」が好きな方
・残酷表現が平気な方
・サクサクと小説が読みたい方(単行本で201ページで読みやすいです)
・北野武さんの言い回しが好きな方
劇場公開はいつごろか
現時点では正確な公開日は未定です。コロナによる撮影延期による俳優のスケジュール再調整が大きな要因だと考えられます。早くても2022年頃だと思われます。北野武監督もご高齢なので元気なうちにクランクアップできることを祈っています。
https://mainichibooks.com/sundaymainichi/sports-and-entertainment/2021/05/30/post-698.html
出典元:サンデー毎日5月30日号

まとめ
・北野武映画最新作は初の歴史小説
・北野武映画最新作は初の歴史小説
・大河ドラマでは描かれないほどの残虐描写もあるバイオレンス小説
・物語は本能寺の変まで描く戦国時代
・細かい歴史的な知識は 有岡城の戦いと京都お馬揃え、高松城水攻め の3つで大丈夫!
・コロナ禍で公開時期は未定なので楽しみに待ちましょう!
最後に
原作小説のリンクと類似作品のリンクを張っておきます
興味のある方は覗いてみてくださいね
マンガですが「首」に登場する歴史上の人物が全て登場しています。小説を読むのが苦手な方はこちらからチャレンジするのがおススメです
映像作品だと近年の大河ドラマでも高評価のこちらがおススメです。